年が明けて1971年1月だったと思う。Lee Abbey に住んでる学生から、どういう事情でか忘れたけれどBBCテレビのスタジオ見学の招待状をもらった。こりゃ面白いかも!O君と一緒に行きました。Top of the popsという、若者に人気の番組でペトラ・クラークやニール・ダイアモンドが、それぞれ当時の新曲を歌っていて僕ら見学者も一緒になって踊っていた。ニール・ダイアモンドは「クラックリン・ロージー」ペトラ・クラークは僕が知っている「恋のダウンタウン」ではなく、1969年公開の映画「チップス先生さようなら」で歌っていた曲ではないかったかと思う。それからジョージ・ハリソンの「マイ・スィート・ロード」が流れ、えぇー!ジョージ・ハリソンが出るの!と思ったがレコード音楽だけで舞台では女性ダンサーが曲に合わせて踊っていた。この番組は生放送ではなく、youtubeで見てみると1971/1/21となっている。放映日には、多分、O君のカメラでだったと思うが、Lee Abbeyのラウンジのテレビをカメラを構えて写真に撮りました。今見るとほんと懐かしい。
top of the pops 1971
top of the pops 2

 「愛は時を忘れさせ...4」で書きましたサマセット・モームの『剃刀の刃』の本との出会いのことを書きました。昨年の5月ごろはコロナの緊急事態宣言の最中、図書館も本屋さんも閉まっていて、なかなか読めなかった。そんな中、ネットサーフィンしているとYoutubeのブックスタンド(https://www.youtube.com/watch?v=V3OmMAU3FJQ)という番組でロバート・ハリスさんという作家の方が『剃刀の刃』を紹介されていて、最後の方で「マイ・スィート・ロード」が流れてハッ!としたことを思いだしました。番組のエンディングで司会者が60を超えても自分探しがやめられないと、おっしゃっていたことが印象的でした。
 僕は70超えても自分探しがやめられないのです。