lee abbey london1
Lee Abbey International London1970
 早々とフランス語学習をあきらめて、イギリス・ロンドンへ向かう。
パリから列車でカレーまで生き、ドーバー海峡をホーバークラフトというフェリーでイギリス・ドーバーへ。そこから列車でロンドンへ。ロンドンに着いてガイドブックを買い、ユースホステルを探す。
 ユースホステルはホーランド・パークというところにあったので、チューブ(地下鉄)に乗って目的地へ。チューブの入口はIN、出口がOUTとなっている。パリのメトロと違って分かりやすく、すぐにユースホステルに着く。日本の若者が何人かいて、いろんな話声が聞こえてくる。情報を得るために話の輪に入る。若者の中に横浜から一緒だったI君がいた。「おぬし、フランス語を勉強するとゆうてたんとちゃう?」と聞かれ「フランス語、全然わからんし!予定変更」とだけ言って、話はロンドンでの部屋探しやバイト探しに移っていった。
 ガイド・ブックで、アールズ・コートというところにいろんな国からきている学生寮のようなところを見つけて入ることに。そこから英語学校を見つけて通っていたが、持ち金がだんだんと減ってゆく。早くアルバイトをと、焦りの気持ちもあって、なかなか英語学習が身に入らない。そうこうするうちにユースホステルで知り合った日本の若者O君が近くに部屋を借りて住むようになったので、心細かった僕は、時々遊びに行くことに。クリスマスは僕が住んでいるLee Abbey Internationalで祝ったり、
大晦日はO君ところでI君と3人で正月を迎えたりで、今思うと自分の目的からずれまくってしまっていることがわかる。
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 Googleで調べてみると、O君の部屋は現在、Windsor House Hotelになっていてグリーンの庇のあるところ。彼は庇の上の部屋。後に、僕もこの建物の3階にI君とシェアして住むことに。