今年の新聞への投稿は2月26日に掲載された・「ひまわり」思い出し平和祈る・で始まり、この「イマジン」で今年を終えることになりました。もっと書き足したいことがあったのですが、何しろ文字数が500文字に制限されているので、このブログで書こうと思います。海外放浪でスイスにいたのは1972年の1月ごろから6月ころまででした。チューリッヒのユースホステルに滞在したのはアルバイトを探していた間でした。ユースホステルのロビーには掲示板があってアルバイト情報があったりします。卓球台とかジュークボックスなどもあり、情報がないときは卓球をしたり音楽を聴いたりしていた。1972年ごろはベトナム戦争が激しさを増していた時期でもある。戦争忌避のアメリカの青年たちは大勢ヨーロッパにバックパックを背負ってきていた。特に永世中立国のスイスには多かったと思います。チューリッヒだけでなくレマン湖のほとりにも多くのバックパッカーがいました。美しいチューリヒ湖のほとりで水鳥達を眺めていた青年も心を癒していたに違いない。ユースホステルのジュークボックスからはジョン・レノンの優しい歌声の「イマジン」、ジミー・ヘンドリックスのベトナム戦争での爆撃音のような「アメリカ国歌」、そいして故郷の恋人を懐かしむようなニール・ダイヤモンドの「スイートキャロライン」が朝から晩までひっきりなしにかかっていた。この私の写真はユースホステルのロビーでくつろいでいる50年前の私ですが手にした煙草の煙がジョンの歌声に揺れているのか、あるいはジミヘンの爆音のような激しい音で揺れているのか、はたまた恋焦がれるニールの歌声に共鳴しているのか24歳の私の貴重な写真です。今では煙草を止めて15年経ちますが、上の3曲を聴くと煙草を燻らせたくなるほどです。
永世中立国とは?調べてみました。他国との条約によって、他国に対して武力を行使せず、また多国間の戦争にも参加せず、武力行使を義務とする同盟などは締結しないこと(局外中立)を誓約することである。永世中立国は、やむを得ない自衛の場合を除いて武力を行使しないことを誓約し、条約締結国はその独立と中立を承認し、保障する。とあります。これこそ日本が目指すべき道ではないかと思います。